本記事は車が水没して車内に閉じ込められた際に脱出するため、車の窓を割る道具を紹介します。
こんな方におすすめ
- 車の窓を割るおすすめの道具が知りたい。
- 道具がない際に水没して閉じ込められた車から脱出する方法
車に閉じ込められたまま水没した場合、窓を割る道具を持っていないと脱出は不可能に近いです。
もしものために車の窓を割る道具を備えておきましょう。
車が水没するとドアが開かなくなる
冠水している道路を車が進んでしまい、浸水深が深い場合や、川など水中に転落してしまった場合、エンジンルームが重い車体は前へと傾斜していきます。
水圧は想像以上に強く、車体が水没していくと、水圧でドアが開かなくなります。60㎝ほど水没してしまうと、人の力でドアを開けるのは困難になります。スライドドアの場合でも、ドア自体が長く大きいこと、開ける際に一度外側にドアを押し出す動作が必要となるため、水圧が強くかかると開けることができなくなります。出典:チューリッヒ保険会社
水圧でドアが開かなくなり車内に閉じ込められてしまいます。
マフラーからエンジンに水が入り、壊れて動かなくなりますよ。
道路が冠水している場合や、川の氾濫の恐れがある場合には近づかないようにしましょう。
車の窓を割るの道具3選
まず車体が水没してしまったときは、窓が開けばを窓を開けて脱出します。
しかし、内部にに水が入り込み、電気系統がショートしてしまうと窓が開かなくなりますよ。
万が一、車が水没し、脱出できなくなった時のために脱出用ハンマーを用意しておきましょう。
脱出用ハンマーを使えば、女性の力でも簡単に窓ガラスを割ることが出来ます。
ポイント
窓ガラスを割るのは必ずサイドガラスを割ってください。
サイドガラスは強化ガラスで、ガラスの小口に固いものがぶつかるとガラスに欠けができ、全体が一瞬にして粉々になります。
サイドガラスは割れやすいことに加え、強化ガラスなので割れた際にガラスが粉々になり、破片で大けがをしなくて済む可能性もありますよ。
フロントガラスは複数の板ガラスの間に樹脂など中間膜を挟みこみ接着し、強度と対貫通性・耐衝撃性がありますので、割れにくいです。
車の窓を割る道具①メルテックレスキューハンマ―
車の窓を割る道具で1番おすすめなのが「メルテックレスキューハンマ―」です。
車用緊急対応セットのカテゴリでベストセラー1位を獲っていますよ。
ハンマー部分でガラスを割ることが可能
カッター部分でシートベルトを素早く切断することが可能
重さは 約166gで、iPhone 11よりも30gほど軽いですね。
使い方
①シートベルトが外れないことがありますので、カッターで素早くシートベルトを切ります。
②チャイルドシートのベルトも外れない場合はカッター切ります。
③ハンマー部分でガラスを割って脱出します。
ホルダーが付いていて、付属の取付ネジ、両面テープ、ニードルピンで車に取り付けることが出来ますよ。
車の窓を割る道具②ビクトリノックス・レスキューツール
続いて紹介する車の窓を割る道具はVICTORINOX(ビクトリノックス) の「レスキューツール」です。
スイスの有名ナイフメーカー「ビクトリノックス」がプロの救助隊員と共に何年もかけて完成させた「レスキューツール」ですよ。
ビクトリノックスは創業から130年以上を迎え、スイス軍にも認められた歴史あるナイフのブランドです。

窓を割るハンマーやシートベルトを切るカッターだけでなく、
・波刃ラージブレード
・シートベルト・カッター
・リーマー(穴あけ)
・安全ガラス用ディスクソー
・栓抜き
・マイナスドライバー5㎜
・ワイヤーストリッパー
・プラスドライバー(フィリップス型1/2)
・ウインドウブレーカー
・キーリング
・つまようじ
・ピンセット
の12機能が付いています。
重さは166gで、iPhone 11よりも30gほど軽いですよ。
車の窓を割る道具③もしもの時に役立つ一台五役の脱出ハンマー
最後に紹介する車の窓を割る道具は「もしもの時に役立つ一台五役の脱出ハンマー」です。
機能は、
・赤色点滅非常灯9個赤色点滅灯、5000mcd以上
・シートベルトカッター
・ガラスハンマー
・非常用サイレン/ブザー
・マグネット
・防滴仕様
です。
夜で周りが暗い時や、助けを呼ぶ際に懐中電灯やブザーが役に立ちます。
マグネットが付いているので、車のボンネットにくっつけることが出来ますよ。
単3電池2本使用で電池は別売りなので、手元に届いたらすぐに電池を入れてから、車内に置いておきましょう。
重さは約110gで、iPhone SEとほぼ同じ重さですよ。
道具がない時の対処法
ハンマーなどがないときは、車内の換気ダクトなどから水が入ってくるまで待ちます。たいへん不安だと思いますが、シートベルトを外し、冷静に待ちましょう。車内にある程度水が入ると、車内にも水圧が働くので、外の水圧との差が小さくなり、ドアが開けられるようになります。そのとき、足でドアを蹴り開けて脱出するのです。
出典:チューリッヒ保険会社
最終手段ではありますが、道具がないときには自力でドアを開けることしか対処法はありません。
ですが、いくら水圧が弱くなるとはいえ、水没した車のドアはかなり重く、簡単には開きません。
実際に水没してしますと、パニックになり何もできなくなる可能性が高いです。

命が危険にさらされてしまう前に事前に道具を準備しておきましょう。

いざとなったら車の窓を割って脱出しよう
2019年には大型の台風15号や19号によって日本中に大きな被害をもたらしました。
大きな川が氾濫しますと、あっという間に車は水没してしまいます。
残念ながら外から水圧がかかったドアは中からは開きません。
いざ窓ガラスを割ろうとしても割れず、命の危険が及びます。
脱出不可能になってしますまえに、車の窓を割る道具を準備しておきましょう。