山中亮平のポジションは？薬物反応で資格停止処分！？Ｗ杯に出場決定

本記事はラグビーW杯2019日本代表の山中亮平について解説します。

山中亮平のプロフィール・過去の活躍は？

昨日、サンウルブズでの今季初出場となった山中亮平選手は「気持ちが入りすぎて、パスをほったらトライの所もあった」と言いつつ「キックやチェイス、強いボールキャリーはできた。良かったと自分で言うのもおかしいけど、タックルスキルなど2月の合宿からやってきたことは出せた」と話しました(谷口) pic.twitter.com/OtI7LwfacI

— NIKKEI Rugby (@nikkei_rugby) March 24, 2019

山中亮平の過去の活躍

山中亮平は中学生からラグビーをはじめますが、持ち前の運動神経と抜群のセンスで中学生時代から大阪府の代表選手として活躍していました。

高校は大阪府の強豪校である東海大仰星高校へ入学し、3年生時には1年間全試合無敗という圧倒的な強さで全校高校大会優勝をはたします。

高校卒業後は早稲田大学へ進学し1年生から不動のレギュラーとして活躍し、4年間で2度の大学選手権優勝をはたしたんですよ。

さらに山中亮平は、個人で大学生時に日本代表に選出され、日本代表初キャップも獲得しています。

高校日本代表、U-20日本代表、日本代表と各世代別で代表選手に選ばれており、このうえない経歴の持ち主です。

大学卒業後は神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団するも、日本代表合宿中の薬物検査で陽性反応を示してしまい2年間の選手資格停止処分を受けてしまいました。

しかし、2年後にはふたたび神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団し、昨年度の2018年トップリーグでは優勝の立役者としてチームに貢献しました。

山中亮平のポジション

山中亮平のポジションはスタンドオフです。

スタンドオフはラグビーの花形なんですよ。

ゲームをコントロールする、チームの指令塔の役割をはたします。

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薬物反応で資格停止処分

山中亮平の凄いところは、一度大きな挫折を味わったあとにふたたび日本代表に帰ってきたことです。

過去の経歴だけみると、凄い活躍ぶりですが、じつは山中亮平は決して順風満帆なラグビー人生ではありませんでした。

大学卒業後は神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団し2011年のワールドカップ代表候補の一人として引きつづき活躍していました。

しかし、日本代表の強化合宿中に行われた薬物の抜き打ち検査で育毛剤の成分がなんと陽性反応をしめしてしまいます。

理由は「口髭を生やすために育毛剤を使用してしまった」とのことですが、このできごとにより山中亮平は2年間の選手資格停止処分を受けてしまいます。

この資格停止処分にともない所属チームである神戸製鋼コベルコスティーラーズについても一時退団となりました。

そのため、2年間はラグビーが出来ない空白の時間が過ぎてしまいます。

しかし2年後、処分期間満了に伴って再び山中亮平は神戸製鋼コベルコスティーラーズに再入団することができました。

再入団後はふたたび神戸製鋼コベルコスティーラーズでプレーするも、空白の2年間の代償は大きくその年の試合出場は2試合にとどまります。

しかし山中亮平はあきらめることなく、むしろ復活に燃えていました。

再入団の翌年は海外チームへの留学も経験して、CTB(センター)、FB(フルバック)などのポジションにも果敢にチャレンジしてあらたな才能を開花させました。

2015年にはラグビーワールドカップ2015日本代表メンバーには入れませんでしたが、バックアップメンバーに選出され日本の快進撃に貢献しています。

また同年12月にはサンウルブズの2016年スコッドに選ばれスーパーラグビーでもプレーしさらに活躍の幅をひろげています。

前回ワールドカップに出られなかった悔しさをバネに

山中亮平は、日本人選手にしてはめずらしい身長187cm、体重98kgと大型のスタンドオフです。

大型な体系とは裏腹に左右両足から放たれる正確無比なキック、流れるような正確なパスや相手の隙を突くトリッキーなバックフリップパスなど、変幻自在なプレーを得意とします。

高校と大学時代は持ち前のセンスで変幻自在なプレーをし、観ている人を魅了するプレーが印象的でした。

ですが現在では献身的なプレーも見られ、昔は苦手としていたディフェンスもCTB(センター)、FB(フルバック)などのポジションを経験しました。

今では身体を張った泥臭いプレーも山中亮平の魅力の1つです。

2015年ワールドカップに出られなかった悔しさをバネに、今年の2019年ワールドカップでは山中亮平の夢のはれ舞台での活躍に期待します。
参考記事J SPORTSがラグビー好きにおすすめの理由

最後までお読みいただきありがとうございました。