飲める樹液!白樺(シラカンバ)樹液とは?キシリトールの原料って本当?

飲める樹液!白樺(シラカンバ)樹液とは?キシリトールの原料って本当?

本記事では、白樺樹液の効能や効果、キシリトールの原料について詳しく紹介します。

白樺樹液のドリンクやスキンケアを見かけたことはありませんか?

私はスキンケアで白樺樹液のことを知ったのですが、樹液と聞くとどうしてもカブトムシやクワガタムシのイメージがありました。

肌に直接つけるものなので、成分について調べました。

白樺樹液とは?

木に筒を刺して樹液をとっている写真

白樺樹液とは、カバノキ科植物シラカンバの幹に穴をあけて得られる溢出樹液です。

樹液が採れるのは雪解けの時季、春先のわずか2から3週間だけなのでとっても貴重なんですよ。

樹液といっても99.3%が水で構成されており、粘性のないサラッとした水のような質感です。

春、芽吹く頃の白樺の幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出す。アイヌ民族はこの樹液を「タッニ・ワッカ」(シラカバの水)と呼び、水場がない場所で野営する際の、炊事の水に用いてきた。樹液は人工甘味料キシリトールの原料になる。樹液に含まれる成分にヒトの表皮の保湿を促進する効用があることから化粧品にも利用される。

出典:wikipedia

日本では、 北海道や長野県の信州などが白樺の生息地として有名ですよ。

白樺樹液は飲める?

水を飲む女性の写真

白樺樹液は飲めます。

白樺樹液の成分は、99.3%が水で、残りの0.7%が固形分(有機物・無機物)でできています。

味は、無味無臭に近いですがほんのりと甘いですよ。

固形分には、カルシウルムやマグネシウムなどのミネラルや、ポリフェノール、キシリトール、ビタミン、さらには18種のアミノ酸、18種の微量元素、11種の脂肪酸といった栄養成分を含んでいます。

北欧、フィンランドやシベリアなど北方圏の国々では、1000年も昔から白樺樹液を飲む習慣がありますよ。

「森の看護婦」などと呼ばれているんですよ。

肌を整える成分

白樺樹液には、イソロイシン、バリン、グルタミン酸、スレオニン、の4種類のアミノ酸が含まれています。

キシリトールの原料

キシリトールは白樺の木から取れる天然甘味料です。

キシリトールは、ソルビトールやマルチトールと同じ糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。自然界では多くの果実や野菜に含まれています。例えば、イチゴには乾燥重量100g中に約300mgのキシリトールが含まれています。また、人の肝臓でも、1日当たり約15gのキシリトールが作られています。私達がガムやタブレットなどのお菓子の形で口にするキシリトールは、白樺(図1)や樫などの木から抽出されるキシランヘミセルロースを原料にして、工業的に作られています(図2)。自然界にあるキシリトールも、工業的に作られたものも、同じ分子式(C5H12O5)(図3)ですので、両者に差はありません。

キシリトールは、日本では平成9年(1997年)4月に食品添加物として認可されました。しかし、それ以前から10年以上、輸液に含まれる糖質として使用されており、人体にも安全であることが知られています。

出典:テーマパーク8020

身近なところに白樺が使われていたなんてビックリですよね。

白樺樹液祭りを開催


北海道の旭川では、白樺樹液祭りが開催されます。

毎年白樺樹液の録れる4月に行われていますよ。

2021年は、4月11日(日曜)に行われました。

2022年は、4月9日(日曜)に開催されると予想しています。

場所はあさひかわ白樺樹液まつり旭川市の美しい白樺の林「緑の森ガーデン」で行われます。

白樺樹液で作ったカレーや白樺ドリンクなどが楽しめる縁日や屋台が出ていますよ。

行ってみたいですね。

白樺樹液で健康に

白樺の写真

白樺樹液は、私が想像していたドロドロの樹液ではなく、サラサラの水のような樹液でしたね。

コーヒーやカレーを作るときに水の代わりに使っている方もいますよ。

強者はご飯を炊くときの水のわかりに使っています。

とっても贅沢でうらやましいですね。

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